丹羽朋子(にわ ともこ)
神奈川在住、編集・翻訳業。文化人類学の研究者でもある。
大学卒業後、インテリアデザインを手がける㈱IDEEに入社、
店舗運営、アジアのアンティーク家具の仕入れ、展示会企画などに従事。
その間、北京・清華大学美術学院に留学、中国工芸美術史を学ぶ。
退職後に大学院に進学、
中国の農村女性の手仕事(切り紙や刺繍など)や現代美術家の芸術実践について、
長期にわたる現地調査を元に、研究を進めている。
フィールドワークを通して映像作品を制作し、上映活動も行っている。
著作に『ものの人類学』(共著、京都大学学術出版)、「願いを託すかたち、鋏で伝える心─ 中国・黄土高原に咲く剪紙の花」(『季刊「銀花」』第160号、文化出版局)、
監修書に『中国の蝶』(下中菜穂著、エクスプランテ)等。
1974年、日本・逗子生まれ。
東京大学大学院文化人類学研究室、博士課程在籍。
研究者としての情報はこちら。
韓氷(ハン ビン)
北京在住、編集・文筆業。
中学校から日本語を学び、大学では中国文学専攻。
北京日本学研究センターにて修士号取得後、在中国・日本大使館広報文化部に勤務。
2001年より日本に遊学、美術史研究のほか日本文化の多方面を渉猟する。
2009年帰国し、書籍の編集や執筆活動を始める。
展覧会「海上雅臣が推す戦後美術の三人展」(梅野記念絵画館、2009年)
にゲスト・キュレーターとして企画。
論文に「魯迅における「革命的木刻」観の考察――ロシア・アヴァンギャルドとの接点を手がかりに」(『比較文学』第50巻)他。
中国・鄭州生れ。
東京大学大学院 比較文学比較文化 博士課程、満期退学。
下中菜穂(しもなか なぼ)
造形作家、東京造形大学講師、出版業(エクスプランテ)。
江戸時代の『もんきり遊び』を通して「かたち」に込められた祖先の暮しぶりや精神を紹介。
「文様を暮らしの中で楽しむ」文化を現代に蘇らせるべく、ワークショップや展覧会の開催を国内外で実施している。
日本、中国をはじめ世界の切り紙文化を、手仕事、暮らしの視点から研究。
著書に『シリーズかたち 紋切り型』『中国の蝶』『切り紙そばちょこ』
『背守り練習帖』(エクスプランテ刊)など。
『切り紙もんきり遊び』(宝島社刊)『キリガミ切り抜きもんきり遊び』(河出書房新社刊)など。
近刊(10月ごろ)『こども文様図鑑』(平凡社)
1960年、日本・千葉生まれ。
「一本の樹プロジェクト」「くさっぱら公園」」など、
身近な自然や暮らし、町づくりに関わるプロジェクトを「ものづくり」の視点から展開。
「昭和の暮らし博物館」運営委員でもある。